12月に入り、今年も残すところ1カ月…
就労サポートセンターでは、毎日の生活を気持ち良く暮らすための家事や就職に役立つ家事について知識を増やし、生活の中で実践していけるようグループに分かれ、『家事』について学びました。
まずは、家事についてチェックシートを用いながら、毎日どんな家事をどの程度行なっているか確認しました。
日常的な家事については、家族が担って下さっている部分も多くありましたが、雪国ならではの家事(雪かき)については、ほとんどの方が積極的に行なっていることが分かりました。
続いて、衣類畳み、ゴミの分別・リサイクル、紐通し・紐縛りの3項目について難易度を変え、ピッキング形式で体験しました。実際、体験してみると「紐通し・紐縛りの項目が難しかった」とのことでした。
日常では、様々な家事を行なう必要があることも知り、グループのメンバーと情報交換したり、職員からアドバイスを受け、効率良く行なうコツを見出しました。
最後に、子供の頃から、家のお風呂掃除をしていたという方が、お手伝いしてきた経験とスキルを活かして清掃作業に従事されたり、お米のセットや食事作り、食後の洗い物などをしていた方が、洗い場で働かれたり、家で身につけた家事スキルを活かした就職事例をご紹介。
振り返りでは、「今後は、自分なりに行なっていた家事を学んだように行なっていきたい」と記入下さった方もおり、家事や家の手伝いが、一番身近な職業訓練のひとつであることや、掃除をすることで、キレイになると達成感が得られるという家事の魅力も知ることができました。
家事を手伝うことで喜んでくれる方がいたり、日々行なって下さっている方への感謝も学ぶことができ、実りのある1日となったようでした。