山形県コロニー協会の大きな看板があるところに、就労サポートセンターで管理している花壇があります。
最近散歩中、通勤通学、買い物途中の方々が足を止め、花を眺めている姿をよく見かけます。「きれいな花だね。」などの声をかけてくれることもあり、少しではありますが地域の方との交流の場にもなっています。
春先から畑の準備をし、雪が降り始めるころまで管理していきます。毎日(雨の日は除く)水やり草むしりなど、みんなで協力して行い、季節の移り変わりを感じながら育てています。
コロニー協会の花壇に咲いている花と花言葉を紹介します。
- ダリア
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「移り気」、「不安定」は、ダリアの花がフランス革命後の不安定な情勢の中で流行したことに由来します。
その他に皇帝ダリアは「乙女の純潔」、「乙女の真心」、「優雅」、「華麗」この花言葉で連想するように、淡いピンクの色を付けた優しい花です。
和名は、花の形がボタンに似ているため、テンジクボタン(天竺牡丹)と呼ばれました。
原産地:メキシコ
- 黄色いマリーゴールド、フレンチマリーゴールド
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黄色いマリーゴールドは「健康」という花言葉の意味を持っています。明るい気持ちにさせてくれる黄色い花にピッタリですね。
ただ一方で、「下品の心」という意味をもっています。キリスト教では黄色は裏切りを意味する色が由来しているそうです。
フレンチマリーゴールドは、日本で出回っている二大品種のうちの一つです。「いつも側に置いて」という花言葉の意味があります。
小ぶりでとても可憐な花を咲かせます。分岐するのでボリュームが出ます。最初はパリで、次にヨーロッパ、フランスを中心に広がったことが名前の由来です。
原産地:メキシコ
- ベコニア
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ピンクのベゴニアの花言葉は、「いつまでも幸せでいてほしい」という意味をもっています。
柔らかな色合いであるピンクは、見ているだけで幸せな気持ちになります。愛らしく可愛い色のピンクは、あなたに幸せを届けてくれるでしょう。
もとは鑑賞のために栽培されるベゴニアの多くは多年草の草花で、球根性のもの、木立性のものもあるそうです。
原産地:ブラジル、ドイツ、フランス
- サルビア、ブルーサルビア
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サルビアは、初夏から秋までたくさん長く咲く夏の花で、夏さに強く性質も強いので夏の花壇や寄せ植えにおすすめです。
とても種類が多く、ハーブのセージもサルビアの仲間なので、すべてのサルビアの品種の数は数百品種あります。毎年のように新品種が出てくるので、その数は増えるばかりです。
また、ブルーサルビアは耐寒性が強くマイナス4度程度の寒さになっても枯れません。
原産地:ブラジル、北アメリカ
- 日々草(ニチニチソウ:ビンカ・ミノール)
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高さ30~50cmになる亜低木ですが、一年草として扱われます。熱帯ではない日本では冬超しをしない一年草とされています。
園芸用の品種は自立する物が多いようで、白色や赤色、ピンク色、紫色の花を次々に咲かせます。開花期間が長くガーデニングにも人気の高い品種の一つです。
原産地:マダガスカル、インド
- 百日草(ヒャクニチソウ:ジニア・リネアリス)
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時間が過ぎてゆくにしたがって、会えない人を思うことや、時間の経過とともに注意力が薄れることに由来しています。
また特徴はなんといっても開花期間が長いことです。5~11月の約半年間ほどキクにも似た花をさかせます。気温の下がる秋になると花色が鮮やかになってくるので、一番見頃の季節を迎えます。
原産地:メキシコ
- サクラマンテマ(フクロナデシコ:シレネ・ペンデュラ)
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別名フクロナデシコ(袋撫子)は、開花後に咢(ガク)がふくらんで袋状になることから呼ばれています。
春に地際から茎が枝分かれしてよく茂り、楕円形の小さな葉をつけて伸びた花茎の先に、ピンク色の花弁に切れ込みの入った5弁花がカーペット状に咲き広がります。
原産地:ヨーロッパ、地中海地方
- 松葉菊(マツバギク)
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花言葉の「怠惰」「怠け者」は、日中の晴れたときにだけ花を咲かせ、夜はもちろん、雨や曇りの日でも花を閉じてしまうマツバギクの性質にちなむといわれます。
「勲功」の花言葉は、花びらに光沢があり、輝くばかりに美しい勲章のような花姿に由来するともいわれます。
原産地:南アフリカ